Robots on the Line

工場のラインからロボットのパーツを集めて、完成したロボットをバイヤーに売ることでお金を稼ぐボードゲーム「Robots on the Line」です。

KickStarterで現在プロジェクトが立ち上がっています。

2-4人プレイ、12歳以上、ゲーム時間の目安は60分になっています。

言語依存度はタイルに英文のテキストがありますが、簡単な英文とアイコンでまだわかりやすいということで依存度:小となっています。

プレイヤーは、工場のラインを流れてくるロボットパーツを集めて各バイヤーが求めるロボットを完成させ、それをバイヤーに売却することでお金を稼ぎます。

ゲーム終了時、お金を一番稼いでいた人が勝利します。

以下、ルールからの抜粋です。(完全な和訳ではありません)


含まれているコンポーネント

コンポーネントには以下のものが含まれています。

(ルールブックから抜粋)

コンポーネント
コンポーネント
  • 8枚のバイヤーボード
  • 1枚のバーゲンハンターボード
  • 1枚の製品ラインボード
  • 60枚のマネータイル
  • 8枚のメンテナンスタイル
  • 4枚のラインスイッチタイル
  • 21枚の要求タイル
  • 28枚のボーナスタイル
  • ロボットパーツタイル
    • 20枚のロボット頭部タイル
    • 20枚のロボット足部タイル
    • 24枚のロボット腕部タイル
    • 8枚のロボット肘タイル
    • 8枚のロボットスプリッタータイル
    • 16枚のロボット延長用タイル
    • 20枚のロボットアンテナタイル
    • 12枚のバッテリータイル
    • 8枚のマグネットタイル
    • 20枚のロボット胴部タイル
  • 6枚のバーゲンハンター部品タイル

このゲームはタイルが異常に多いです。


セットアップ

以下の手順でセットアップを行います。

生産ラインボード
生産ラインボード
ラインスイッチタイル
ラインスイッチタイル

生産ラインボードの左側に2カ所のジャンク山を作ります。

任意のロボットパーツタイルを1枚ずつ置いて、ジャンク山とします。

生産ラインボードの枠線A内にラインスイッチタイルを置きます。

2枚はON側を表にして、ジャンク山に近い所から置きます。

残りの2枚はOFF側を表にして、枠線Bに近い所から置きます。

メンテナンスタイル
メンテナンスタイル

メンテナンスタイルは、生産ラインに影響を与えます。

特別なアイコンが記載されたロボット延長用タイルが山札から引かれてラインに置かれた時に、メンテナンスタイルは起動します。

一度プレイしたメンテナンスタイルは、捨て札の山に廃棄されます。

メンテナンスタイルは全てシャッフルして、枠線Bの部分に裏向きで置きます。

ロボット延長用タイル
ロボット延長用タイル

右図のように特別なロボット延長用タイルには、歯車のアイコンが記載されています。

マネータイルを$1、$5、$10、$20の4種類に分類して、1カ所にまとめて置き、そこを銀行とします。

プレイヤーは、ボーナスまたはロボットのパーツタイルをバーゲンハンターに売却したことに対して、銀行からお金を受け取ります。

また、プレイヤーはゲーム中にその他のアクションを行うために、銀行にお金を支払います。

ロボット胴部タイル
ロボット胴部タイル

ロボット胴部タイルは山札に混ぜずに、タイルを表向きで積み重ねて別に置きます。

各ターンで、プレイヤーはタイル山の一番上にあるロボット胴部タイルを無料で入手するか、または$1を支払ってタイル山からプレイヤーが欲しいロボット胴部タイルを選ぶことができます。

ロボット胴部タイルは他のプレイヤーと交換することができますが、一度に手札中に持てるロボット胴部タイルは1枚だけです。

一旦ロボットを売却すれば、他のロボット胴部タイルを取得することができます。

その他のロボットパーツタイルは全てシャッフルして、2カ所の枠線C内に分割して置きます。

ここがプレイヤーが引くタイルの山札になります。

バイヤーボード
バイヤーボード

次に全てのプレイヤーから見えるように、表向きでバイヤーボードを置いてください。

使用するバイヤーボードの数はプレイ人数で変わります。

2人プレイの場合は任意の6枚、3人プレイの場合は任意の7枚、4人プレイの場合は全てのバイヤーボードを使用します。

バイヤーボードの枠線Aには、このバイヤーがロボットを購入した時の代金を置きます。

バイヤーによって購入数は異なり、金額については$20と固定になっています。

各バイヤーはバイヤーボードに書かれている数しかロボットを購入しません。

そのため、バイヤーに誰かがロボットを購入数分売却するとそのバイヤーにはもうロボットを売却することはできません。

次に枠線Bに、要求タイルを置きます。

置く要求タイルはランダムで、この要求タイルは各バイヤーがロボットを購入する時の条件になります。

各プレイヤーはバイヤーにロボットを売却する時は、この要求タイルに書かれている事項を満たしている必要があります。

置かれた要求タイル間で内容が矛盾する場合は、どちらかのタイルを交換してください。

枠線Cには、ボーナスタイルを置きます。

置くボーナスタイルもランダムで、このボーナスタイルはバイヤーにロボットを売却した時に内容を満たしていると、銀行からボーナスがもらえます。

複数の同種アイコンのボーナスタイルが置かれた場合は、その数分のボーナスを獲得できます。

枠線Dは、あなたがバイヤーにロボットを売却する時に全てのボーナスを満たしていると銀行からもらえるお金を表します。

金額はバイヤーボードに書かれています。

当然ながら、ボーナスを得ずにバイヤーにロボットを売却することもできます。

バーゲンハンターボード
バーゲンハンターボード

その後、バーゲンハンターボードを準備します。

バーゲンハンターボードはよく見える所に置きます。

どのようなロボットパーツタイル(マグネットは除く)でもバーゲンハンターは$1で、プレイヤーから買い取ります。

但し、ある種類のパーツについてはバーゲンハンターは喜んで$4で買い取ります。

バーゲンハンターが何を望んでいるかを決めるために、頭部、足部、バッテリー、腕部、アンテナのいずれかを選択して、ボード下部にある$4パーツエリア(枠線A)に置きます。

置くバーゲンハンター部品タイルはランダムに選びます。

最後に各プレイヤーの準備を行います。

各プレイヤーは$5と、ランダムに選択したロボットパーツタイルを5枚受け取ります。

ランダムに選択したパーツにマグネットがあった場合は、別の新しいタイルを配り、マグネットタイルは生産ラインボードのタイル山札の適当なところに戻します。

各プレイヤーは、多数のロボットを組み立てるための空きスペースを確保してください。

全ての準備が完了したら、ゲームを開始します。


ゲーム概要

プレイヤーは下記のアクションのうち、いずれか1つのアクションを実行することができます。

  • 生産ラインからタイルを1枚取ります
    スイッチタイルがONの状態になっているラインのタイルのみが対象です
  • ジャンク山とタイルを2枚まで交換します
  • ジャンク山を漁る
  • 他のプレイヤーとタイルを交換します
    枚数の制限はありません
  • バーゲンハンターにロボットパーツタイルを売却します
  • 完成したロボットを売却します
  • ロボット胴部タイルを交換するか、または購入します
    ロボット胴部タイルは、手札の中で1枚のみ持つことが許されます

そして、ターン終了時は生産ライン上のパーツを1つずつ左側(<の矢印の方向に)にずらします。

但し、あるパーツの直前の位置が空白(タイルがない)の場合は何もパーツが流れてこないため、そのパーツは移動しません。

生産ラインの奥からパーツで押し出されていくというイメージです。


プレイ例

プレイヤー1の場合

プレイヤー1の例
プレイヤー1の例

プレイヤー1は生産ラインまたはジャンク山のいずれかから、ロボットパーツを1枚取ることができます。

プレイヤー1は生産ラインから1枚取ることに加えて、ジャンク山の一番上のタイルと交換することができます。

右の例では、プレイヤー1は生産ラインからロボット頭部を1枚取り、手札に加えました。

更にまだ持っていないのであれば、無料でロボット胴部パーツを入手することができます。

プレイヤー1のターン終了時、ジャンク山に向かって生産ラインのタイルを1つずつ移動させます。

その結果、上のラインではロボット頭部タイルがあった場所に次のタイルが移動してきますが、バッテリータイルのある場所には何もパーツが移動してこないため、バッテリーはジャンク山に移動しません。

下のラインではアンテナタイルのある場所に次のタイルが移動してくるため、アンテナタイルはジャンク山の上に置かれます。

プレイヤー2の場合

プレイヤー2の例
プレイヤー2の例

プレイヤー2がロボットパーツタイルを取る前に、タイルの山札から1枚ずつ表向きにして生産ラインの山札に一番近い場所に置きます。

プレイヤー2は下のラインのロボット頭部タイルを取りました。

プレイヤー2のターンが終わる時も、生産ラインのタイルを1つずつ移動させます。

その結果、上のラインはバッテリータイルがジャンク山の一番上に、下のラインは一番ジャンク山に近い場所にはタイルがないため、ジャンク山には何も置かれません。


タイルの説明

全てのタイルを説明できないため、概要だけ説明します。

  • ロボット足部タイル
    ロボットには最低1つの足部が必要です。
    複数の足部があっても問題はありません。
    足部には最低2つのボーナスアイコンが記載されています。
  • ボーナスタイル
    ボーナスタイルはベンダーから要求されるロボットの属性を示すタイルです。
  • ロボット肘、ロボットスピリッタータイル
    ロボット胴部は最大で6つのセグメントを持ちますが、それより少ないセグメントの胴部もあり、その場合は胴部に接続できるパーツが少なくなります。
    しかし、ベンダーの要求を満たしたり、ボーナスを狙う場合は接続数が足りないケースがあります。
    このような時に肘やスプリッターを使用して、接続数を増やすことができます。
  • ロボット延長用パーツタイル
    ベンダーの要求を満たすために、ロボットのパーツを延長するためのパーツです。
  • ロボット腕部パーツタイル
    腕部パーツは、ベンダーの要求を満たすため、または胴部セグメントを完結させるために必要です。
  • ロボット頭部パーツタイル
    ロボットには最低1つの頭部が必要です。
    なお、頭部にアンテナらしい絵が描かれていてもアンテナボーナスとは関係ありません。
    アンテナボーナスは、アンテナマークのアイコンが記載されている時に初めて認められます。
  • ラインスイッチタイル
    そのラインがONの状態か、OFFの状態かを表すタイルです。
  • マグネットタイル
    特殊効果のあるタイルです。
    詳細は以降のマグネットの説明を見てください。
  • ロボット胴部タイル
    ロボットの作成時に初めに必要なパーツです。
    頭部、足部と異なり、胴部は1体のロボットにつき必ず1パーツのみです。
  • 要求タイル
    ベンダーが求めているロボットに要求する内容が描かれているタイルです。
    要求タイルは21種類あり、各パーツの数を制限・指定するものや、ロボットの幅や高さの指定、頭部にある目の数の指定等があります。

アクションの説明

トレード

プレイヤーは、他のプレイヤーといつでもトレードすることができます。

これはプレイヤーのターンでなくても、トレードすることは可能です。

しかし、ジャンク山との交換とロボット胴部パーツの交換は、プレイヤーのターンでなければできません。

ラインスイッチ

2枚のラインスイッチは常にONであり、残りの2枚は常にOFFである必要があります。

プレイヤーのターンで、OFFの状態のラインスイッチをONにする場合、ONの状態のラインスイッチをOFFにする必要があります。

必ず、ONとOFFのタイルの総数が常に同じでなければなりません。

生産ラインの移動

プレイヤーのターンが終了したら、両方の生産ライン上の全てのタイルは1つずつ矢印(<)の方向に移動します。

ロボットパーツタイルが移動した結果、生産ライン上から離れる場合は、その生産ラインのジャンク山上にタイルは置かれます。

また、ロボットパーツタイルの移動は山札に一番近い場所から、ジャンク山に向かって、移動させていきます。

ジャンク山を漁る

プレイヤーのターンで、生産ラインからタイルを取る代わりにジャンク山からロボットパーツタイルを取りたい場合は、$1を支払うことでジャンク山から1枚タイルを取ることができます。

但し、ジャンク山の順番はタイルを取る前と同じ順番を保つ必要があります。

更にジャンク山を漁りたい場合は、もう$1支払う必要があります。

ロボット胴部を入手する

プレイヤーのターン中のみ、ロボット胴部パーツを手に入れることができます。

無料でロボット胴部パーツ山の一番上から1枚を得るか、または$1を支払うことで山の中から1枚選んで得ることができます。

プレイヤーは、1度に1枚のロボット胴部パーツタイルを手札に持つことができます。

プレイヤーは他のプレイヤーといつでもロボット胴部パーツタイルを交換することができます。

更に、手札のタイルと山の一番上のタイルを交換することができます。

マグネット

マグネットタイルは特殊な効果を持つタイルで、パーツを複数取れる可能性があります。

マグネットは2枚のパーツタイルを取ることを可能にします。

マグネットが山札から引かれた場合、波マークが山札に向かうように生産ライン上に置き、この波マークの方向に2枚取ることができます。

例えば、下図の(1)では波マークが向かう方向にはパーツタイルがないため、1枚も取れません。

(2)では波マークが向かう方向に、足部パーツと腕部パーツがあり、この2枚を同時に取ることができます。

(2)ではマグネットの場所のスイッチはOFFですが、このマグネットは足部と腕部のパーツにくっついていて、これら3枚のタイルで1つのユニットとして扱われるため、スイッチがOFFでも取ることができます。(正確に言えば、マグネットではなく足部または腕部を取ると、この3枚がセットで取れるという意味になります)

マグネットタイルは-1点になるため、積極的に取ることはあまり望ましくありません。

しかし、バイヤーの要求タイルの中にはマグネットを要求するものもあります。

マグネットは他プレイヤーと交換することはできますが、バーゲンハンターに売却したり、ジャンク山のタイルと交換することはできません。

マグネットが誰にも取られずジャンク山に移動した場合、マグネットは効果を失うため、くっついているパーツをジャンク山に一緒に移動させることはありません。

マグネットの例
マグネットの例

メンテナンスタイル

特別なアイコンを持つロボット延長用タイルが生産ライン上に置かれた場合、メンテナンスタイルが起動されます。

緑のリセットタイルは、全てのタイルを両方の生産ラインから取り除きます。

タイルは、ジャンク山に近い場所から順番にジャンク山に廃棄されます。

ON/OFFスイッチタイルは、ラインスイッチタイルのOFFのタイルを全てONに、ONのタイルを全てOFFに切り替えます。

注記

生産ラインの両方のラインが同じように補充されるべきです。

メンテナンスタイルが起動された場合、ロボットパーツタイルを補充することを止めて、メンテナンスタイルを引いてください。

それが他のラインのリセットの場合、同じ方法でタイルを取り除いてください。

それがON/OFFスイッチの場合、スイッチを切り替えてから、新しいタイルをラインに補充してください。

ロボットの完成と売却

プレイヤーのロボットが完成した時、ベンダーに売却する準備ができています。

完成したロボットは、ロボット胴部、ロボット頭部、ロボット足部から構成されます。

全てのロボット胴部セグメント(辺)は、ロボット腕部、アンテナ、余分な頭部、余分な足部により完成する必要があります。

つまり、ロボット胴部の全ての辺に各パーツが繋がっている状態が完成した状態です。

売却したお金を徴収したのであれば、ロボットのタイルを積み重ねて、横に置いてください。

売却するロボット
売却するロボット
売却するバイヤー
売却するバイヤー

上図のロボットを右のバイヤーに売却する場合

  • 要求を満たしたロボットの売却額で$20
  • 要求タイルを満たしたボーナスで銀行から$5
    下側の要求タイルに書かれている+5です
  • ボーナスタイルを満たしたことにより銀行から$5
    ロボット足部に記載されているスパナマークのアイコンともう1つのロボット足部に記載されている戦車マークのアイコンが、ベンダーのボーナスタイルの戦車とスパナに合致しているため
  • 2つのピンク色のコネクターが接続されていることにより銀行から$4

で合計$34を得ることができます。

ロボットパーツタイルのピンク色に塗られている辺同士を接続すると、ピンクコネクターボーナスが発生します。

また、ベンダーのボーナスタイルが全てロボットパーツにアイコンとして記載されている場合はボーナス完成により、ベンダーボードの右下に書かれている金額を銀行から余計に獲得できるようになります。


ゲームの終了

プレイヤーが4台のロボットを完成させるか、または生産ライン上のパーツタイルが全てなくなるとゲームは終了します。

各プレイヤーが持っているお金を計算し、そこからマグネットによるマイナス点を差し引きます。

合計点が一番大きいプレイヤーが勝利します。


かなり長くなりましたが、以上がルール説明です。

必要なロボットのパーツを集めてロボットを完成させ、バイヤーに早く売却していくことがこのゲームのメインのようです。

戦略としては大量獲得を狙ってパーツを増やしていくか、または最小限の構成のロボットを量産して売却することで素早いお金の獲得を目指すかのどちらかを選ぶことになりそうですが、誰かが4体のロボット完成でゲームが終了してしまうため、状況を見極めてどちらで進めるかを判断する必要がありそうです。

さてこのゲームですが、今回は製品版への投資になっています。

ただ、投資額はまだ既定額を超えていないため、製品化するかどうかは今後の投資次第です。

投資額に応じてのゴールは新たな拡張が増えたり、要求タイルが更に増えたりするようです。

ルールブックはPDFでダウンロードできます。

全体的にルールブックも含めてですが、かなり丁寧な作りになっていると感じます。

ボックスもボードゲームにはあまりないシックな感じです。

タイルが異常に入っているので、価格とコンポーネントが見合わないということもありません。

ちなみに私は既に投資済みです。

非常に好みのテーマのゲームで、ベンダーの要求やボーナスがランダムになっているため、何回もプレイできそうです。

そころで、少し前にTwitterでふうかさんがこのゲームを見た感想で「ロボティクスを思い出した」と呟かれていました。

私はロボティクスというゲームはプレイしたことがないので、調べてみたのですが内容はかなり似ています。

ただ、ロボティクスとはバイヤーが求める内容はランダムで変わることや、闇市場やガレージ、ジャンクの万能パーツ、査察、サボタージュがない等異なる部分は多いです。

現時点で残り15日、既定額はまだ達成していないので製品化は不明です。

$50で完全な製品版が1セット入手できます。

日本への送料は$20となっています。

発送予定は2014年10月となっています。