54 Card Games その2 Brew Crafters Travel Card Game

Dice Hate Me Games社が2014.01.02まで行っていた「54 Card Game Design Challenge」というコンテストでの優秀な作品を集めて、KickStarterでのKickを呼びかけています。

このプロジェクトでは6つのカードゲームがラインナップされていています。

今回は前回に引き続き、その2としてカードゲームを紹介したいと思います。

Brew Crafters Travel Card Game

このカードゲームは、54 Card Game Design Challengeに公式にエントリされた作品ではないのですが、Unpub 4というイベントで高評価を得たことから、このプロジェクトで発表するのに相応しいとして追加されました。

Unpub 4というのはUnpubという非営利団体によるイベントで、未発表のゲームのテストプレイ及びフィードバックを目的とした無償のイベントです。

2-4人プレイ、ゲーム時間の目安は30分となっています。


目的

ビール醸造所を建造して、ビールを醸造しましょう!

勝利するためには、ゲーム終了時に最も多い評判を獲得してください。

21の評判に誰かが到達した時に、ゲームは終了します。


セットアップ

  1. スコアカードとレシピ/材料カードを各プレイヤーに配ります。
    余ったカードはゲームから取り除いておきます。
    各プレイヤーはゲーム中の得点を記録するために、スコアカードの隣に銀貨のような何か小さいアイテムを置いて下さい。
    それが得点を示すことができるのであれば、何でも構いません。
  2. 最近ビールを飲んだ人からゲームは開始します。
    スタートプレイヤーカードを、その人に渡して下さい。
  3. 残りのカードをシャッフルして、各プレイヤーに裏向きで4枚ずつ配ります。
    これは各プレイヤーの最初の手札になります。
  4. テーブルの真ん中に連続して、5枚のカードを表向きで置きます。
    残りのカードは裏向きのまま積み重ねて置き、山札とします。
    ゲームプレイ中、捨て札は常に表向きで廃棄します。
    捨て札の山は公開情報です。

カードの見方

カード
カード

カードの左上隅にはこのカードを材料として使用する場合に、どの材料に該当するかを表しています。

右上隅にはカードの種類を表します。

カード中央にはそのカードの名前が書かれています。

その下には、カードの効果(醸造効果)が書かれています。


醸造効果

カードは材料としても使用しますが、それ以外にも特別な醸造効果を持っていて、醸造効果を得るために使用することもできます。

以下はその醸造効果の一覧です。

  • Ale & Porter Specialist(エールとポーターの専門家)
    エールとポーターを醸造する毎に+1の評判を得ます
  • Barley Grower(大麦栽培者)
    醸造後に表向きのカードの中から1枚、麦芽が書かれたカードを取ることができます
  • Boil Kettle(沸騰した釜)
    ランビックとスペシャルリザーブで必要なホップを1つ減らします
    ランビックは、ベルギーのパヨッテンラント地方でのみ作られる特色のあるビールの醸造方法をいいます。
    スペシャルリザーブは、長期間熟成に使用した樽を使用して熟成させたビールをいいます。
  • Brewery Tour(醸造所ツアー)
    ゲーム終了時、固定設備毎に+1の評判を得ます
  • Brewmaster(醸造監督者)
    ランビック及びコーヒースタウトを醸造する毎に+1の評判を得ます
    スペシャルリザーブを醸造する毎に+2の評判を得ます
  • Employee Manager(従業員管理者)
    ゲーム終了時、プレイヤーの醸造所にいる労働者毎に+1の評判を得ます
  • Farm(農場)
    醸造後、表向きのカードの中から1枚、ホップが書かれたカードを取ることができます
  • Hops Expert(ホップ専門家)
    エールとランビックを醸造する毎に+1の評判を得ます
  • Hops Infusers(ホップ注入者)
    エール、ランビック、スペシャルリザーブを醸造する毎に+1の評判を得ます
  • Malt Expert(麦芽専門家)
    ポーターとコーヒースタウトを醸造する毎に+1の評判を得ます
  • Mash tun(麦芽汁を作る桶)
    コーヒースタウトとスペシャルリザーブで必要な麦芽を1つ減らします
  • Night Shift(夜勤)
    醸造後、醸造所にあるカードを1枚プレイすることができます
  • Oak Barrelhouse(樫の酒場)
    ポーター、コーヒースタウト、スペシャルリザーブを醸造する毎に+1の評判を得ます

ゲームプレイ

ゲームは順番に行われ、スタートプレイヤーは手番を行い、そして手番は左隣に移動します。

各ターンでは、下記の順番で行います。

プレイヤーが先だってプレイしたカードの醸造効果は、この手順を変更することができます。

  1. 2枚のカードを引いて、手札に加えます。
    各カードは表向きに置いたカードの中から、または裏向きの山札の一番上から引きます。
    両方のカードを引いた後に、5枚の表向きになったカードを5枚になるまで山札から引いて補充します。
    山札が尽きた場合、捨て札をシャッフルして再度山札を作ります。
  2. 醸造効果のために手札から1枚カードを選択する、または1回の醸造を行う、またはパスします。
    1. カードをプレイ
      醸造効果のためにカードをプレイする時、プレイヤーの前にカードを置きます。
      そのカードはゲーム中、ずっとそこに置かれます。
      プレイヤーはカードの特典を、残りのゲーム中受け取ります。
      プレイヤーは、プレイされたカードと同じ名前のカードは持てません。
      一度カードが醸造効果のためにプレイされたならば、残りのゲーム中、プレイヤーはカードにある効果を無視することができます。
    2. 醸造
      1組のビールを醸造するためには、プレイヤーは醸造したいビールのレシピのために必要な材料を表すカードを手札に持っている必要があります。
      カードの材料は、カードの左上隅に示されています。
      プレイヤーのレシピ/材料カードで醸造できるレシピを参照してください。
      例えば、エールを醸造するためには次の材料を必要とします。
      1枚の麦芽カード、2枚のホップカード、1枚の酵母カード
      醸造する時に任意の欠けている材料の代わりに、2枚の一致している材料を用いることもできます。
      例えば上のエールの例で言えば、1枚の酵母カードの代わりに2枚のホップカードを使用することができます。
      醸造するために使用した材料カードを全て廃棄し、そしてプレイヤーのスコアカードに適正な値の評判を獲得します。
      醸造するためにカードを材料として使用する時は、カードの醸造効果は無視してください。
      醸造する時に、プレイヤーが以前プレイしたカードの能力をチェックしてください。
      ある醸造効果はプレイヤーに追加の評判を与えるか、またはプレイヤーの材料を廃棄から回避させます。
    3. パス
      プレイヤーのターンを終了します。
  3. ターンの終了時、手札が7枚になるまでカードを廃棄してください。

ゲームの終了

プレイヤーの誰かが21の評判に到達した時点でゲームは終了します。

そのプレイヤーのターン以降、他のプレイヤーは最後の1手番を得ます。

その結果、全てのプレイヤーが同じ数の手番を得るでしょう。

次に、醸造所ツアーと従業員管理者のゲーム終了ボーナスを適用します。

最終的に得点が一番高い人が勝利します。

得点が同点の場合は、手札に一番カードが残っている人が勝利します。

それでもまだ同数の場合は、そのプレイヤー達は最良の地方ビール醸造者の名誉を共有します。


カードの効果をうまく使いながら、ビールを醸造することで評判を獲得して勝利を目指すゲームです。

カードは材料とカード効果のどちらかとして使用するため、どのカードを材料とするのか、どのカードの効果を使うのかという取捨選択を常に考える必要があります。

少ないカード枚数で、うまく戦略的な内容に仕上げていると思います。

今回は6つのカードゲームの内の2つ目の紹介でした。

残りの4つのカードゲームも順次、ブログで紹介したいと思います。(プロジェクトが終わるまでには^^)

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コメント: 1
  • #1

    しゃみ・ぺけぺん (金曜日, 09 1月 2015 13:09)

    ぜひとも、元になったボードゲームも紹介してください!