54 Card Games その5 Easy Breezy Travel Agency

Dice Hate Me Games社が2014.01.02まで行っていた「54 Card Game Design Challenge」というコンテストでの優秀な作品を集めて、KickStarterでのKickを呼びかけています。

このプロジェクトでは6つのカードゲームがラインナップされていています。

今回は前回に引き続き、その5としてカードゲームを紹介したいと思います。

Easy Breezy Travel Agency

Easy Breezy Travel Agency(長いので以下EBTAと略)は、旅行を提供するためにここにいます。

そして、あなたはその旅行代理店のトップ・エージェントです。

あなたは、手数料を最大限にする方法を学習しました。

それは料金が十分な価格になるまで待つか、或いは乗物がない人に安い乗物を売りつけることです。

2-4人プレイ、プレイ時間の目安は20分となっています。


コンポーネント

  • 54枚のカード
    • 32枚の乗客カード
    • 6枚の無賃乗客カード
    • 12枚の目的地・移動方法カード
    • 4枚のマネーカード

セットアップ

セットアップ
セットアップ
  1. テーブル中央に1列に昇順になるように、マネーカードを置きます。(上図の1、2、3、4の所)
    これは各目的地のためのチケット価格を表示するためです。
  2. 白い背景色の目的地カードを都市ごとに分けて、各山の3枚のカードをシャッフルします。
    これらの山は白い方を上にして、テーブルに置きます。(上図のA)
  3. 2.で置いた目的地カードの山の一番から1枚ずつ引いて、1.で並べたマネーカードの「1」の下に置きます。(上図のB)
    これはその目的地に旅行するために必要な価格を表します。
    新しくめくられた目的地カードは、常に「1」マネーの位置から始まります。
    このエリアを全てまとめてティッカー(Ticker)と呼びます。(上図のBの範囲全て)
    ゲーム中は常にシカゴ、マイアミ、ニューオリンズ、ニューヨークの目的地カードが1枚ずつティッカーに置かれています。
  4. こげ茶の背景色の乗客カードをシャッフルし、2枚ずつ各プレイヤーに配ります。
    これらのカードはプレイヤーの開始時の手札になり、そして他プレイヤーには隠しておきます。
    残りのカードはティッカーの隣に山札として置きます。(上図のC)
  5. 乗客の待ち行列をセットアップし、各都市への初期価格を決定します。
    乗客待ち行列は4枚の乗客カードからなる列で、プレイヤーは自分のターンでこの内から1枚を選びます。
    ゲーム中、カードはこの待ち行列からのみ選択され、デッキの上からカードを取ったりはしません。
    新しいカードが待ち行列に置かれる場合、新しいカードは特別な都市の運賃価格を上げるでしょう。
    運賃価格の上昇を受ける都市は、乗客カードの一番下の灰色の部分に描かれています。
    灰色の部分に都市が描かれていないカード、または無賃乗車カードの場合は、運賃の上昇はありません。
    ゲームの開始時、待ち行列には4枚のカードを並べます。(上図のD)
    山札から1枚ずつめくり、待ち行列に並べていきます。
    このカードをめくる時には指定された都市の運賃の上昇が発生します。
    運賃の上昇が発生した場合は、ティッカーにある目的地カードを次のマネーカードの位置に進めます。
  6. 最近旅行をしたプレイヤーがスタートプレイヤーになります。
    ゲームはスタートプレイヤーから時計回りに進めます。

カードの説明

目的地カード
目的地カード

目的地カードは右図のようなカードです。

Aは運送の形態(陸路、鉄道、空路)を表します。

Bが目的地を表します。

Cは必要な乗客の数を表します。

乗客カード
乗客カード

乗客カードは右図のようなカードです。

Aは乗客が行きたい目的地の名前です。

Bはこのカードがめくられた時に運賃が上昇する都市の名前です。


ゲームプレイ

ゲームでは、プレイヤーは素晴らしい旅行(もちろん手数料を得るため)を贈るために、同じ目的地の乗客のセットを集めることを試みます。

乗客は4つの異なる都市(マイアミ、シカゴ、ニューヨーク、ニューオリンズ)へ異なる3つの経路(バス(2シート)、鉄道(3シート)、航空(4シート))の内、1つを利用し、旅行します。

各都市への有効な目的地カードに必要な座席を満たす十分な数の乗客を集めたのであれば、目的地に向かって出発し、ティッカーにある目的地カードの位置による手数料を得ることを実行することができます。

ゲーム中の手数料受け取りに加えてゲーム終了時に、獲得した乗客の目的地の数が最大であるボーナスと、運送経路の数が最大であるボーナスを受け取ることができます。

ゲーム終了時に、最もお金を持っているプレイヤーが勝利します。

プレイヤーのターンの時、プレイヤーはその時に有効な3つのアクションの内、いずれか1つのアクションを実行できます。

  • 乗客の募集

    このアクションは待ち行列から乗客カードを、手札または待機エリアに置くことができます。
    プレイヤーは常に4枚までしか手札に持つことができないため、4枚を超過する分についてはプレイヤーの待機エリアに表向きで置く必要があります。
    待機エリアは、誰かが再編成アクションを選択した時に獲得しようとする他プレイヤーに攻撃されやすくなります。

  • 出発
    出発する場合は、プレイヤーはティッカーにある目的地カードに書かれている座席数分の乗客カードを廃棄する必要があります。
    この廃棄する乗客カードは、手札または待機エリア、もしくは両方から出すことができます。
    プレイヤーは旅行に送り出した乗客毎に、目的地カードのある位置のお金を獲得します。
    例えば、プレイヤーAは目的地がニューヨークで運送経路が鉄道の目的地カードに対して、3枚のニューヨークに行きたい乗客カードを3枚出します。
    その目的地カードの位置が3だった場合、各乗客毎に$3を得るため、合計で$9を得ます。
    スコアシートに獲得した金額を記録し、目的地カードを取って裏向きでプレイヤーの前に置きます。
    その後、新しい目的地カード(取った目的地カードと同じ都市の山から)を引いて、マネーカードの1の位置に置きます。(つまり一度目的地まで乗客を乗せて出発すると、運賃は1に戻ります)

無賃乗車カード

プレイヤーは埋まっていない座席を埋めるために、無賃乗車カードを使用することができます。

しかしながら、そのカードからは手数料を得ることはできません。

  • 再編成
    再編成アクションを行う場合、手札から待機エリアに表向きで乗客カードを何枚でも置きます。
    そして、待機エリアの乗客を他プレイヤーの待機エリアにいる乗客と1枚、または2枚交換します。
    そして、自分の待機エリアから手札に4枚を越えない範囲で戻すことができます。
    このアクションは、手札から待機エリアにカードを移動できる時のみ行うことができます。

プレイヤーは上記の3つのアクションの内1つを実行した後は、そのプレイヤーのターンが終了し、左隣のプレイヤーにターンが移ります。


ゲームの終了

プレイヤーが出発アクションを実行した後に目的地カードを置けなかった時(つまり、特定の都市の目的地カードが全てなくなり、補充できない時)、ゲームは終了します。

各プレイヤーはその後、各自1ターンだけプレイし続けます。

乗客カードの山札が全てなくなっても、ゲームは終了しません。

乗車カードの山札がなくなった場合は、捨て札をシャッフルして新たな山札とします。


得点計算

各プレイヤーは、乗客を乗せて出発した時の手数料以外に下記のボーナスを受け取ります。

  1. 目的地によるボーナス
    プレイヤーが獲得した目的地カードの都市毎にカードを分けて、その枚数が一番多い都市のカード毎に$5を獲得します。
    例えば、あるプレイヤーがニューオリンズ行きを2枚、シカゴとニューヨーク行きを1枚ずつ、目的地カードを持っている場合、一番枚数が多いニューオリンズの目的地カード1枚につき$5、つまり合計$10を受け取ります。
  2. 運送手段によるボーナス
    プレイヤーが獲得した目的地カードの運送手段毎にカードを分けて、その枚数が一番多い運送手段のカード毎に$5を受け取ります。
    例えば、あるプレイヤーが運送手段が鉄道のカードを3枚、陸路、航空を1枚ずつ持っている場合、一番枚数が多い鉄道の目的地カード1枚につき$5、つまり合計$15を受け取ります。

どちらのボーナスも同枚数のカードがある場合、どちらか片方のセットのみをボーナスとします。
例えば、上記の例でニューオリンズとシカゴが目的地のカードが2枚ずつあり、且つ最大枚数の目的地カードの場合は、ニューオリンズまたはシカゴのどちらかのみを得点計算の対象とします。

これらの点数を全て合計して、一番点数が高かったプレイヤーが勝利します。


ルールは割とシンプルですが、どの目的地カードを取るか、そしてどの乗客を集めるかという所でジレンマがあります。

ボーナスを得るためには同一目的地または同一運送手段の目的地カードを集めたいところですが、その座席を埋められる乗客が取れるとは限りません。

また目的とする乗客が集まらない場合はいつまでも出発できないため、その分勝利することは難しくなります。

プレイヤーは獲得できる乗客で簡単に獲得できる目的地カードを狙っていくか、またはボーナス狙いで取っていくかで分かれると思います。

今回は6つのカードゲームの内の5つ目の紹介でした。

ようやく、あと1つで紹介が終わります。

そしてプロジェクトも、もう終わりそうです...