Camel Up(キャメル・アップ)

2015/04/02 投稿

逆転の連続で目が離せないラクダたちのレース!

架空の国で行われるラクダたちが出場するレースで、途中の順位や最終順位を予想し、その予想を当てることでお金を稼ぐゲームです。レースの邪魔をしたり、ラクダたちの手助けをすることで予想を裏切る結果となり、ゴールインするまで気が抜けません。


基本情報

英独第1版パッケージ
英独第1版パッケージ
  • 日本語タイトル :キャメルアップ
  • 英語タイトル  :Camel Up
  • ドイツ語タイトル:Camel Up
  • タイプ     :ボードゲーム
  • プレイ人数   :2-8人
  • プレイ時間   :30分
  • 対象年齢    :8歳以上
  • デザイナー   :Steffen Bogen
  • 出版社     :
    Pegasus Spiele(2014年,英独第1版)
    Z-Man Games(2014年,英語第1版)
    ホビージャパン(2014年,日本語第1版)
  • 主な受賞    :
    2014年 ドイツ年間ゲーム大賞
  • 言語依存    :なし

コンポーネント

以下は、Pegasus Spieleから発売されている英独第1版での情報です。

サイズ・重量

  • 外寸/重量:29.8cm x 29.8cm x 7.3cm/1104g
  • ボード寸法:0.0cm x 0.0cm(ゲームボード)
  • カード寸法:
    エジプトポンドカード 67.5mm x 44.0mm/20枚/エンボスなし
    レース投票カード 67.5mm x 44.0mm/40枚/エンボスなし
  • タイル寸法:
    砂漠タイル 43.5mm x 43.5mm/8枚
    レグ投票タイル 67.5mm x 43.5mm/15枚
    ピラミッドタイル 67.5mm x 43.5mm/5枚

内容物

  • ゲームボード  x  1枚
  • ピラミッド x 1組
  • ラクダ駒 x 5個(1色1個ずつ)
  • ダイス x 5個(1色1個ずつ)
  • カード
    • レース投票カード x 40枚(各キャラクター5枚ずつ x 8キャラクター)
    • 10エジプトポンドカード x 10枚
    • 20エジプトポンドカード x 10枚
  • タイル
    • 砂漠タイル x 8枚(各キャラクター1枚ずつ)
    • レグ投票タイル x 15枚(各ラクダ3枚ずつ)
    • ピラミッドタイル x 5枚
  • コインチップ
    • 1エジプトポンドコイン x 35枚
    • 5エジプトポンドコイン x 15枚

ゲーム概要

レース途中の順位や最後に勝つラクダを予想して、お金を稼ぐレースゲームです。

ゲームの準備

ルールPDFから抜粋(Pegasus Spiele©2014)
ルールPDFから抜粋(Pegasus Spiele©2014)

ゲームボードを広げて、ゲームボード上にピラミッドタイルを積み重ねて置き(右図の茶色のタイルと矢印)、レグ投票タイルを色ごとに分けて積み重ねて置きます(右図の青いタイルと青い矢印)。

それぞれのラクダ駒を対応する色のテントの位置に置きます。

エジプトポンド(EP)カードとコインをまとめてゲームボードの近くに置き、銀行とします。それぞれのプレーヤーに選んだキャラクターのレース投票カードおよび砂漠タイルを渡し、さらに銀行からEPを渡します。

ルールPDFから抜粋(Pegasus Spiele©2014)
ルールPDFから抜粋 (Pegasus Spiele©2014)

適当な方法でスタートプレーヤーを決めます。スタートプレーヤーはすべてのダイスを振り、ダイスに対応する色のラクダ駒を出た目の位置に置いて、それぞれのラクダ駒のスタート位置を決めます。同じマスに置かれたラクダ駒は好きな順番で積み重ねます。右図では緑色、黄色、オレンジ色のダイスの目が「1」になっているので、緑色、黄色、オレンジ色のラクダ駒をスタート位置から1マス目に置いています。また青色、白色のダイスの目が「3」になっているので、青色、白色のラクダ駒をスタート位置から3マス目に置いています。積み重ねる順番はスタートプレーヤーが自由に決めます。

ラクダ駒のスタート位置が決まったら、すべてのダイスをピラミッドの中に入れて、ゲームボード上に置きます。

ダイスの振り方

ルールPDFから抜粋 (Pegasus Spiele©2014)
ルールPDFから抜粋 (Pegasus Spiele©2014)
  1. ピラミッドを軽く振った後、上下逆にしてテーブルの上に水平になるように置きます。
  2. ゆっくりとスライダー部分を押し込みます。スライダーを押し込むことでピラミッドの開口部の穴が開き、中のダイスが1個下に落ちてきます。テーブル上で行うと「コトン」とダイスが落ちる音がしますので、その音を目安にしてください。
  3. ゆっくりとスライダーを戻します。開口部の穴が閉じられます。
  4. ピラミッドを上にゆっくり引き上げます。素早く引き上げるとピラミッドにダイスが引っかかり、ダイスの目が変わってしまう事があるのでゆっくりと引き上げることを忘れないでください。

ラクダを動かす

ルールPDFから抜粋 (Pegasus Spiele©2014)
ルールPDFから抜粋 (Pegasus Spiele©2014)

ラクダ駒はスタート位置(ゴールラインの隣のマス)からゴールラインをこえた位置(つまりスタート位置)までを、レースコースと見なして競い合います。

右図の矢印の方向にラクダ駒は進みます。

ルールPDFから抜粋 (Pegasus Spiele©2014)
ルールPDFから抜粋 (Pegasus Spiele©2014)

ピラミッドからダイスを1個取り出します。取り出したダイスの色に対応するラクダ駒を、レースコース上のマス目に沿ってダイスの目の数だけ動かします。

右図の例ではピラミッドから取り出したダイスが緑色のため、対応する緑色のラクダ駒を「2」マス(ダイスの目)だけレースコースに沿って進めます。

ルールPDFから抜粋 (Pegasus Spiele©2014)
ルールPDFから抜粋 (Pegasus Spiele©2014)

ラクダ駒を動かす時は、上に乗っている他の色のラクダ駒を乗せたまま動かします。動かす先に別のラクダ駒がある場合は、そのラクダ駒の上に乗ります。

右図では、白色のラクダ駒の上に緑色のラクダ駒が乗っています。取り出したダイスの色は白、ダイスの目は「2」ですので、緑色のラクダ駒を乗せたまま白色のラクダ駒を2マス分動かします。動かす先に黄色、オレンジ色のラクダ駒があるため、一番上の黄色のラクダ駒のさらに上に白色のラクダ駒を積み重ねます。動かした結果、緑色のラクダ駒が一番上に積み重なります。

ルールPDFから抜粋 (Pegasus Spiele©2014)
ルールPDFから抜粋 (Pegasus Spiele©2014)

右図では白色のラクダ駒の上に黄色、オレンジ色、緑色の順番で他の色のラクダ駒が乗っています。取り出したダイスの色はオレンジ色、ダイスの目は「2」ですので、黄色のラクダ駒を乗せたままオレンジ色のラクダ駒を2マス分動かします。動かした先には他の色のラクダ駒がいないため、そのまま黄色とオレンジ色のラクダ駒を置きます。緑色、白色のラクダ駒は最初の位置のまま動かしません。

ゲームの進行

スタートプレーヤーから時計回りの順番で、それぞれのプレーヤーは手番を行います。それぞれの手番では下記の4つのアクションのうち、いずれか1つを必ず行います。

1.ピラミッドタイルを取る

ピラミッドタイルを1枚取り、ピラミッドからダイスを1個取り出します(取り出し方は上記の「ダイスの振り方」を参照)。

取り出したダイスの色のラクダ駒を、ダイスの目の数だけ動かします(ラクダ駒の動かし方は上記の「ラクダを動かす」を参照)。

2.レグ投票タイルを取る

このレグ(レースの時間ごとの区切り、ピラミッドからすべてのダイスが取り出されるまでを1回のレグとします)で順位が1位または2位になるラクダを予想して、ゲームボードに置かれている予想したラクダの色のレグ投票タイルを1枚取ります。

ルールPDFから抜粋 (Pegasus Spiele©2014)
ルールPDFから抜粋 (Pegasus Spiele©2014)

3.砂漠タイルをレースコース上に置く

手持ちの砂漠タイルをレースコース上のいずれかのマスに置きます。すでに置いている場合は、別のマスに動かせます。

すでに他のプレーヤーの砂漠タイルが置かれているマスおよびその両隣のマス、レースコース上の1マス目(スタート位置)には、砂漠タイルを置くことはできません。

ルールPDFから抜粋 (Pegasus Spiele©2014)
ルールPDFから抜粋 (Pegasus Spiele©2014)

オアシスが描かれている面を上にして砂漠タイルを置いた場合、その上にラクダ駒が(通過ではなく)止まると、止まったラクダ駒をさらに1マス前に進めます。

ルールPDFから抜粋 (Pegasus Spiele©2014)
ルールPDFから抜粋 (Pegasus Spiele©2014)

蜃気楼(しんきろう)が描かれている面を上にして砂漠タイルを置いた場合、その上にラクダ駒が(通過ではなく)止まると、止まったラクダ駒を1マス後ろに戻します。戻された先のマスに他のラクダ駒がある場合は、そのラクダ駒の一番上ではなく下に潜り込みます。

右図では、緑色のラクダ駒を乗せた白色のラクダ駒が2マス進んで蜃気楼(しんきろう)面の砂漠タイルで1マス後ろに戻されました。戻された先に青色のラクダ駒があるため、青色のラクダ駒の下に潜り込み、ラクダ駒は青色、緑色、白色の順番に積み重なります。

ルールPDFから抜粋 (Pegasus Spiele©2014)
ルールPDFから抜粋 (Pegasus Spiele©2014)

4.レース投票カードを投票する

手持ちのレース投票カードから、最後に1位となるラクダまたは最後に最下位となるラクダに対して投票します。

投票するレース投票カードは予想したラクダの色のカードで、裏向きで置きます。また手持ちのレース投票カードが残っている限り、何回でもどちらにでもレース投票カードを投票できます。

レグごとの決算

ルールPDFから抜粋 (Pegasus Spiele©2014)
ルールPDFから抜粋 (Pegasus Spiele©2014)

最後のピラミッドタイルが引かれてピラミッドからすべてのダイスが取り出されたら、レグを終えて決算を行います。

レグが終わった時に順位が1位または2位となったラクダに対応する色のレグ投票タイルを持っているプレーヤーは、レグ投票タイルに描かれているEPを銀行から受け取ります。

その他のレグ投票タイルを持っているプレーヤーは、1枚につき1EPを銀行に戻さなければなりません(ペナルティです)。

ルールPDFから抜粋 (Pegasus Spiele©2014)
ルールPDFから抜粋 (Pegasus Spiele©2014)

右図では、1位の緑色のラクダのレグ投票タイルを2枚持っているため、それぞれ5EPと2EPを受け取ります。さらに2位の黄色のラクダのレグ投票タイルを1枚持っているため、1EPを受け取ります。

その他のレグ投票タイルを1枚持っているため、銀行に1EPを戻さなければなりません。

そしてピラミッドタイルを2枚持っているため、さらに2EPを受け取ります。

合計9EPを受け取ります。

最終決算

ルールPDFから抜粋 (Pegasus Spiele©2014)
ルールPDFから抜粋 (Pegasus Spiele©2014)

いずれかのラクダ駒がゴールラインをこえれば、その時点でレースを終えて最終決算を行います。

まず先に、最後のレグごとの決算を通常通り行います。

その後に、投票されたレース投票カードをそれぞれ公開します。公開する時は投票されたカードをまとめてひっくり返し、最初に投票したカードが一番上になるようにします。

一番上からカードをめくり、最後に1位になったラクダのレース投票カードを投じたプレーヤーはそれぞれEPを受け取りますが、1位を除いた他のラクダのレース投票カードを投じていたプレーヤーはそれぞれ1EPを銀行に戻します。

最下位のラクダも、同様の決算を行います。

最後に持っているEPが、最も多いプレーヤーが勝利者です。


評価

以下はPegasus Spieleから発売されている英独第1版での評価です。

項目別評価

  • ゲームの分類        :パーティー系/レース/賭け・すごろく
    ゲームはパーティー系、架空の国で行われるラクダのレースをテーマにした賭けとすごろくのゲームです。
  • ルールの複雑さと量     :5/6点
    アクション選択によりゲームは進行しますが、選択できるアクションの種類も少なく、またそれぞれのアクションの内容も難しいところはありませんので、理解は早いと思います。苦労せずに覚えられるルール量であると思います。
    ルール上に間違えやすいところや例外もないため、覚えやすいのも評価が高い理由です。
  • ルールの目新しさと特長   :4/8点
    ダイスによる順位決定および賭けがメインであり、組み合わせには特に目新しい点はありません。ラクダが進む、または戻ったときに他のラクダの上に乗る、または下に潜ることで順位が劇的に変動するところは目新しい点であると言えます。
  • ルールの欠陥        :6/10点
    特にルール上に不備、あいまいな点、ルール間の矛盾は見当たりません。しかし実際のプレイでは、有効なアクションが少なく感じるところが欠陥であると思います。
    選べるアクションは4種しかなく、レグ投票タイルの獲得、レース投票カードの投票は順位の予想ができない状態では、有効なアクションとは言えません。砂漠タイルの配置も、ラクダが通過しそうなところに置けなければ、有効なアクションとは言えません。そのため、実際はダイスを取り出すアクションを選ばざるを得ないときがあります。
    人によっては、有効なアクションが少ないことを退屈に感じるかもしれません。
  • ルールの調整        :8/10点
    ゲーム内に特別な効果のカードやアクションはないため、バランスの調整は不必要であると思います。
    プレイ人数による時間調整はありませんので、プレイ時間の短縮はできません。
  • ジレンマの有無と強弱    :2/8点
    ピラミッドからダイスを取り出すアクションを選ぶか選ばないかというところが、唯一ジレンマと呼べそうです。
    これはダイスを取り出すにつれて順位の予想が容易になること、およびレグ投票タイルの獲得やレース投票カードの投票は早い者順であるためです。そのため、ピラミッドからダイスを取り出すアクションを選んだプレーヤーは、1位または2位になりそうなラクダのレグ投票タイルを獲得できない可能性があり、またレース投票カードの投票も遅くなる可能性があります。できれば他のプレーヤーにダイスを取り出してもらい、いち早くレグ投票タイルを獲得したり、レース投票カードを投票したいですが、他に有効なアクションがない場合は仕方なく選ぶ時もあります。ここにジレンマがあるのですが、かなり弱いジレンマだと言えます。
    どのラクダに賭けるかは悩みますが、ジレンマとは言えません。
  • インタラクションの有無と強弱:3/8点
    プレーヤー間で影響するところは、砂漠タイルの置き場所、レグ投票タイルの獲得、レース投票カードの投票があります。
    それぞれのアクションは少なからず他のプレーヤーに影響を与えますが、積極的に他のプレーヤーのアクションを妨害できませんので、インタラクションはかなり弱いと言えます。
  • リプレイ性の有無      :2/6点
    プレイ時間は公称では30分となっていますが、レースの内容次第でプレイ時間は増減します。しかし戦略性に乏しく考えるところが少ないため、リプレイ性は低いと言えます。
    レースの内容はダイスの目によってプレイごとに変わりますが、できることは変わりませんので新しい体験ができるとは言えません。
  • 戦略性の有無        :2/10点
    運による影響が大きいレースゲームですので、戦略性はほぼありません。考えるべきところは、砂漠タイルやダイスを取り出すことで少しのお金をできるだけ獲得するか、レグ投票タイルの的中で獲得するか、レース投票の的中で獲得するか、もしくはそれぞれを組み合わせるなど、どの方法でお金を稼ぐかというところです。
    戦略よりも、勘や読みが必要とされるゲームでしょう。
  • 運の比重          :4/9点
    運が影響する要素はピラミッドから取り出されるダイスだけですが、このダイスの色や目によってレースが進行してラクダの順位も決まりますので、運による影響はかなり大きいと思います。
    ラクダが進める数はダイスにより範囲が決まってるため、残っているダイスの色によってある程度の順位を予想することは可能です。しかし、レース中のラクダの順位を完全に予想することは難しく、運による影響を戦略によって完全に補うことはできません。
    また1位、2位になりそうなラクダのレグ投票タイルが獲得できるかどうかはその時の手番の順番で変わり、ここにも運の影響があると思います。
  • ゲームの勝負性       :2/6点
    ゲームの最後まで参加しているすべてのプレーヤーが勝敗にかかわれるかどうかは、ゲームの内容次第です。しかし、その内容には運が大きく影響しています。
    ゲームの勝敗にかかわれるかどうかは、運が良い、勘が良い、読みが鋭いなどの別の要素が必要でしょう。戦略性や考えるべきところが少ないため、考えて勝てるゲームではありません。
  • プレイアビリティ      :6/8点
    プレイ中は特にプレイのしやすさが損なわれるような事はほぼありません。唯一、ピラミッドからダイスを取り出す時のコツがわかるまでは、ダイスの取り出しに失敗(ダイスが落ちなかったり、早く引き上げたために目が変わってしまうなど)するかもしれません。そのため、何度もダイスの取り出しをやり直す事もあると思います。
    カードやタイルにはアイコンと数字のみが描かれているため言語に関係なく、またアイコンも意味がわかりやすいため、意味がわからないということはありません。
    色については特に気になる点はありませんが、砂漠が舞台となっているため、黄色、茶色系統の色が多く使われています。人によっては色の判別が難しいかもしれません。
  • セットアップの簡易性    :2/3点
    セットアップはコンポーネントの種類が多いですが、大半はゲームボード上の指定位置に置くのみで、手間がかかり過ぎることはありません。ラクダ駒のスタート位置を、一度ダイスを振って決めなければならないところが唯一手間がかかるだけです。
  • コンポーネントの質・数   :6/8点
    カードは十分な厚みがあり、コマの材質は木、タイルも厚みがあり、耐久性に問題はないと思います。
    不足するようなコンポーネントはありませんが、ピラミッドに使用するゴムが特別な加工(時間が経過しても他のものに粘着しない加工がされています)されているため、入手が難しいという点が欠点です。パッケージにはゴムが3本付属していましたが、私の場合はそのうちの1本がすぐに切れてしまい、ゴムがなくなった時にどうすればいいのかが不安です。通常のゴムでも代用は可能だと思いますが、そのまま放置していると他のコンポーネントに粘着してしまうことがあるため、プレイ後はゴムをすぐに外しておいた方がいいでしょう。
  • その他
    特記するべき点はありません。

プレイ後の感想

項目別評価ではあまりおもしろくないように思われそうですが、実際のプレイはとても楽しい、おもしろいゲームでした。

パーティー系のゲームですので真面目なゲームをプレイしたい人には向きませんが、多人数でのプレイはかなり盛り上がります。特にラクダが他のラクダの上に乗ったり、ラクダを乗せたまま進む(または戻る)というルールが非常にレース結果の予想を難しくしており、そのためレース結果に一喜一憂できる内容になっています。

また蜃気楼(しんきろう)面の砂漠タイルで1マス後ろに戻されて1位だったラクダの順位が一瞬で下位に落ちたり、それまで最下位だったラクダがたった1手で1位になったりと波乱だらけのレースが楽しめます。

数回プレイしましたが参加した人は楽しんでいたようですので、すすめられるゲームだと思います。

ただし、欠点がないわけではありません。プレイ人数にもよりますが、レースがある程度進むまではレグ投票タイルを取ったり、レース投票することは有効なアクション(ペナルティがあるため、無駄に獲得・投票することは得策ではありません)ではないため、実際に選べるアクションはダイスを取り出すか、砂漠タイルを置くかのどちらかになってしまいます。砂漠タイルもある程度の範囲に置かれてしまうと、残りの有効なアクションはダイスを取り出すことだけになってしまいます(ルール上は他のアクションもすべて可能ですが、効果的なアクションとは言えません)。選べるアクションが少ないため、プレイ自体が単調になってしまう可能性があります。

拡張の「スーパーカップ」を導入することで選べるアクションが増えるため、プレイが単調だと感じる人は拡張の導入を検討した方がよいかもしれません。

総合評価

52/100点

運の影響が大きいパーティー系のゲームですので、評価は低い点数となっています。評価は低いですが、おもしろくないわけではありません。

このゲームの最大の売りは、多人数で楽しくプレイできるところにあると思います。多人数でのんびりとゲームを楽しみたいのであれば、このゲームをすすめます。


プレイ記録

プレイ日時 インスト プレイ人数 プレイ時間
2014/09/20 8人

80分

2015/01/31 8人

70分

2015/11/14 5人

80分