Tortuga 1667

Tortuga 1667(トルトゥーガ 1667)は、カリブ海にある実在の島「トルトゥーガ」を舞台に海賊たちの勢力争いをテーマにしたゲームです。

2017/01/20時点で、Kickstarterにてプロジェクトが進行中です。

以下、公開されているルールの大雑把な訳を記載します。

背景

トルトゥーガは、カリブ海の北部に実在する島です。

この島は海賊で栄えた島と知られており、1600年代にイギリスとフランス、オランダの海賊たち、そしてスペインの海軍がこの島の覇権を争っていました。

この島はスペインの輸送航路上、重要な島であったため、輸送船団を守るスペイン海軍と、その輸送船を襲うために海賊たちが集まったようです。島の覇権もスペイン海軍や、イギリス、フランスの海賊と何度も入れ替わっていましたが、1600年代後半はほぼ海賊たちが島の実権を握っていたようです。

このゲームは、その島であった各勢力の覇権争いがテーマとなっています。

準備

まず忠誠カード(イギリス、フランス、オランダのどの海賊に属するかを示したカード)をプレイ人数に基づいた枚数抜き出し、裏向きで混ぜて、各プレイヤーに1枚ずつ配ります。これが、各プレイヤーが属する勢力となります。また、このカードは非公開、つまり正体隠匿系のゲームということです。

内訳は偶数人数の場合はイギリスとフランスが半々、奇数の場合は残りの1人がオランダとなります(スペイン海軍はいません)。

次に襲撃、反乱、喧嘩アクションで使用する投票カードを裏向きで混ぜて、各プレイヤーに3枚ずつ配ります。このカードも非公開です。

次にスペイン無敵艦隊カードをわきに除けて、星マークがついたイベントカードの中から3枚を選ぶ、またはランダムに3枚選びます。その3枚と残りのイベントカードをすべて混ぜて、裏向きで置いて山札とします。

この山札の一番下4枚とスペイン無敵艦隊カードを混ぜて、山札の一番下に戻します。つまり、残り5枚のうちにゲーム終了の契機となるスペイン無敵艦隊カードがあるということです。

さらに、この山札から5枚カードを引いて、裏向きのままゲームマットの隣に1列に並べます。

イベントカードはゲーム中に起こる様々な出来事を表し、いい効果もあれば、悪い効果もあります。

次に沿岸の同業者カード(いわゆる役割を表すカード)から各プレイヤーは1枚ずつ選び、手前に置きます(公開)。そしてそのカードに対応する色のポーンを取ります。

すべてのプレイヤーのポーンを袋に入れて混ぜ、袋から1個ずつ取り出して、2つの海賊船に交互に乗せていきます。

1番目および2番目に引かれたポーンがそれぞれの船の船長となります。

3番目および4番目に引かれたポーンがそれぞれの船の一等航海士(船長の次の位)となります。

このポーンはプレイヤーの現在の位を表します。どちらの船でも1番先頭にいる場合は船長となり、2番目であれば一等航海士となります。そして一番最後にいるプレイヤーは給仕となります。

もしトルトゥーガにポーンがあり、1番目であれば、そのプレイヤーはトルトゥーガの知事となります。

最後に宝箱4個をスペインのガレオン船に、2個をトルトゥーガに置き、残りを1個ずつ現在の船長それぞれに渡します。

トルトゥーガに最初置くときは、島にある国旗がついた濃茶部分の外に置きます。各船長が受け取った宝箱は個人で持つのはなく、それぞれの船の国旗がついた濃茶部分のどちらかに置きます。

宝箱はゲーム中、移動したり、新たに獲得したりします。そして持てる宝箱の数に制限はありません。

ゲームの遊び方

ジョリーロガー号の船長がスタートプレイヤーとなり、時計回りの順番で手番を行います。各プレイヤーの手番では、以下のアクションのうちいずれか1つを行います。

全員共通のアクションは4種類、船長、一等航海士、給仕、トルトゥーガの知事になっているプレイヤーは、さらにその役割専用のアクションがあります。

全プレイヤー共通のアクション

  • イベントカード2枚を覗く
    並べられている5枚のイベントカードのうち、2枚を他から見られてないように確認します。
    確認した後は元の位置に戻します。
  • イベントカード1枚をめくる
    並べられている5枚のイベントカードのうち、1枚をめくって表向きにします。表向きにしたイベントカードの効果は即時解決し、その後このカードを捨てて、イベントカードの山札から代わりのカード1枚を引いて補充します。
  • イベントカードを選ばせる
    並べられている5枚のイベントカードのうち、2枚を指定、そしてそのカードをめくらせるプレイヤーを1人指名します。指名されたプレイヤーは、指定された2枚のイベントカードのうちどちらか1枚をめくります。めくった以降は「イベントカード1枚をめくる」と同じようにします。
  • ポーンを移動する
    自分のポーンを船またはトルトゥーガからボートに、またはボートから船またはトルトゥーガに移動します。いずれかの船またはトルトゥーガに移動したときは、列の一番後ろに並ぶことになります。

船長だけのアクション

  • 襲撃のために呼び集める
    スペインのガレオン船を襲い、宝箱1個を奪い取ります。ガレオン船に宝箱がない場合は、他の海賊船から宝箱を奪います。
    成功するかどうかは投票で決めます。
  • 島流しにする
    船長が乗っている船の乗組員1人をトルトゥーガに島流しにします。
    乗組員のポーンをトルトゥーガに移動します。

一等航海士だけのアクション

  • 反乱のために呼び集める
    一等航海士が乗っている船の船長をトルトゥーガに島流しにします。
    成功するかどうかは投票で決めます。

給仕だけのアクション

  • 宝物に近づく
    給仕が乗っている船にある宝箱1個をイギリス側からフランス側へ、もしくはフランス側からイギリス側に移します。

知事だけのアクション

  • 喧嘩のために呼び集める
    トルトゥーガにある宝箱2個のうち、1個または両方をイギリス、フランスどちらかの濃茶部分に移します。
    成功するかどうかは投票で決めます。

ゲームの終了

イベントカードの山札がなくなり、並んでいる5枚のイベントカードからスペイン無敵艦隊カードが引かれたら、ゲームは終わります。

島流し

ゲーム中、プレイヤーのポーンはトルトゥーガに島流しにされることがあります。島流しにされたポーンは、トルトゥーガの列の一番後ろに並びます。

船から島流しにされた場合は、島流しされたポーンの位置を詰めるように並び替えられ、その結果、船長や一等航海士、給仕を担当しているプレイヤーが変わることがあります。

船に乗っているポーンがすべて島流しされても、宝箱は元のまま維持され、それぞれの陣営の宝物と見なされます。

トルトゥーガに島流しされても、プレイヤーは通常どおり手番を行います。トルトゥーガには7人分のポーンを置くマスがありますが、8人を越えてもマスがあると見なして列に並び続けます。

トルトゥーガにいるときにさらに島流しされた場合は、トルトゥーガの列の最後に並び直します。さらにそのプレイヤーは持っている投票カード1枚を投票カードの山札の一番下に戻し、以降は1枚少ない状態でゲームを続けます。つまり、何回も島流しされれば、それだけ投票カードを失うことになります。

ボート

ボートに乗るためには1アクションが必要で、さらに船やトルトゥーガに移動するためにはもう1アクションが必要です。

いずれかのポーンがボートに乗っているときは、他のポーンが乗ることはできません。ボートの上には、一度に1人しか移動できません。また、ボートに乗っているプレイヤーは他のプレイヤーのアクションによって必要となった投票に参加することができません。

プレイヤーは他のプレイヤーのアクションを邪魔するために、ボートに居座り続けることができます。

ボートに乗っている間に島流しにされた場合は、トルトゥーガの列の一番後ろに並びます。

投票

襲撃

船長は専用のアクションとして、「襲撃のために呼び集める」ことができます。船長しか船に乗っていない場合でもこのアクションを行うことはできます。

襲撃する船長が乗っている船に乗船しているすべてのプレイヤーは、自身の投票カード1枚を裏向きでテーブルの真ん中に出します。さらに投票カードの山札の一番上からカードを1枚裏向きで引いて、これらのカードすべてを混ぜ合わせます(つまり、誰が何のカードを出したかをわからないようにする)。

そして、混ぜ合わせた投票カードすべてを表向きにします。

襲撃のときは投票カードの一番上の部分だけを使い、そこには大砲、松明、水が描かれています。

水1枚は松明1枚を打ち消します。打ち消された結果、大砲が少なくとも1枚、松明も少なくとも1枚が残っていれば、襲撃は成功となり、ガレオン船にある宝箱1個を奪うことができます。奪った宝箱は、船長が乗っている船のどちらかの国旗が描かれている濃茶部分に置きます。

ガレオン船に宝箱がない場合は、他の海賊船から宝箱1個を奪い、それをどちらかの国旗が描かれている濃茶部分に置きます。

大砲と松明が何枚出されていても、襲撃で奪える宝箱は常に1回につき1個だけです。

最後に投票に使ったカードすべてを裏向きで混ぜて、投票カードの山札の一番下に戻します。そして、投票カードを出したプレイヤーは、戻したカードの代わりに山札からカード1枚を引きます。

反乱

一等航海士は専用のアクションとして、「反乱のために呼び集める」ことができます。

反乱を起こした一等航海士が乗っている船に乗船している船長を除くすべてのプレイヤーは、自身の投票カード1枚を裏向きでテーブルの真ん中に出します。さらに投票カードの山札の一番上からカードを1枚裏向きで引いて、これらのカードすべてを混ぜ合わせます(つまり、誰が何のカードを出したかをわからないようにする)。

そして、混ぜ合わせた投票カードすべてを表向きにします。

反乱のときは投票カードの一番下の部分だけを使い、そこには髑髏が描かれているか、または何も描かれていません。

表にした投票カードの過半数が髑髏の場合は、反乱は成功となり、この船に乗っている船長はトルトゥーガに島流しにされます。それ以外の場合は、何も起こりません。

最後に投票に使ったカードすべてを裏向きで混ぜて、投票カードの山札の一番下に戻します。そして、投票カードを出したプレイヤーは、戻したカードの代わりに山札からカード1枚を引きます。

乱闘

トルトゥーガの知事は専用のアクションとして、「乱闘のために呼び集める」ことができます。トルトゥーガに知事しかいない場合でもこのアクションを行うことができます。

トルトゥーガにいるすべてのプレイヤーは、自身の投票カード1枚を裏向きでテーブルの真ん中に出します。さらに投票カードの山札の一番上からカードを1枚裏向きで引いて、これらのカードすべてを混ぜ合わせます(つまり、誰が何のカードを出したかをわからないようにする)。

そして、混ぜ合わせた投票カードすべてを表向きにします。

乱闘のときは投票カードの真ん中の部分だけを使い、そこにはイギリスまたはフランスの国旗が描かれています。

表にした投票カードの過半数がイギリスの国旗の場合は、トルトゥーガにある宝箱2つをイギリスの国旗が描かれている濃茶部分に置きます。フランスの場合も同様に、フランスの国旗が描かれている濃茶部分に置きます。

同数の場合は、それぞれの国旗が描かれている濃茶部分に宝箱を1個ずつ置きます。

この2個の宝箱は常にトルトゥーガに置かれていますが、乱闘が起こる都度にどちらかの国のものとして移動します。

最後に投票に使ったカードすべてを裏向きで混ぜて、投票カードの山札の一番下に戻します。そして、投票カードを出したプレイヤーは、戻したカードの代わりに山札からカード1枚を引きます。

ゲームの勝敗

ゲームが終わったとき、それぞれの船にある宝箱とトルトゥーガにある宝箱をイギリス、フランス別に合計し、宝箱を最も多く持っている国が勝利します(そしてその国に属しているプレイヤーすべてが勝利者となります)。

ゲームが終わったときにイギリスとフランスが持っている宝箱の数が同じ場合、オランダに属するプレイヤーが勝利します(かなり難しい勝利条件と思われる)。

オランダに属するプレイヤーがいない偶数人プレイの場合に宝箱が同数となった場合は、スペイン無敵艦隊カードを除いたすべてのイベントカードを混ぜ合わせて、新しいイベントカードの山札を作り、準備のときと同じようにイベントカード5枚を裏向きで並べます。

そしてゲームをそのまま続けて、先に宝箱の数が相手より上回ったときに、直ちにその陣営が勝利となります。

※イベントカードの内容は割愛します。


ルールは以上ですが、恐らく製品版が完成するときにはルールは若干変更、明瞭化されていると思われます。

ゲーム自体はプレイヤーの正体を隠し、属する陣営のためにアクションを使用して宝箱を集め、勝利を目指す内容となっています。

ルール自体は覚える量もそれほど多くなく効果もわかりやすいため、なかなか面白そうな感じです。

宝箱を奪うためのアクションが、すべて投票で決まるというのも面白いと思います。また、海賊船やトルトゥーガごとにイギリスとフランス、両陣営がいて、さらにその宝箱を自分の陣営に奪うためにはその場所に移動しなければなりません。

移動はボート経由で移動するため、アクション数を短縮するには島流しも有効に活用する必要がありそうです。

現在、Kickstarterでプロジェクトが進行中で現時点で2500人が参加、既に製品化は決定していますので、Backされてみてはいかがでしょうか?