Photosynthesis(光合成)

ボックスアート
(C) 2017 Blue Orange

今年2017年にBlue Orange社から発売されたアブストラクトなゲームです。デザイナーは昨年から活動を始めたと思われる新人(BGG調べ)デザイナーHjalmar Hach氏です。

森の中における樹木の勢力争い...のように見えますが、樹木の寿命をどれぐらい全うできるかを競うゲームです。樹木が種から成木になり、そして朽ち果てていく...そんな樹木の一生(ライフサイクル)をテーマにしています。


コンポーネントと準備

4人プレイ用の準備
(C) 2017 Blue Orange
  1. テーブルの真ん中に、ゲームボードを置いてください。
  2. 各プレイヤーにプレイヤーボード1枚、光点トラッカー1枚、プレイヤーボードの樹種と一致した6枚の種トークンと8本の小樹木、4本の中樹木、2本の大樹木を渡します。
  3. 点数トークンをゲームボードの近くに、(緑色の階調と葉の数で分けて)4つの山に積み上げます。最も大きい点数を一番上にして点数が降順になるように、それぞれの山を積み上げます。
  4. 各プレイヤーボードに、種トークン4枚、小樹木4本、中樹木3本、大樹木2本を対応する空いているマスに置きます。そして、光点トラッカーを光点トラックの「0」のマスに置いてください。
  5. 残りの種トークン2枚、小樹木2本、中樹木1本はプレイヤーボードのそばに置きます。これらは、ゲーム開始時にそれぞれのプレイヤーが「利用できる種と樹木」になります。
  6. 最も若いプレイヤーがファーストプレイヤートークンを受け取り、ゲームを始めます。
  7. 手番を交代しながら、プレイヤーはゲームボードの一番外側の周囲にあるマス(1枚の葉が描かれた)に、利用できる小樹木のいずれか1本を置きます。再び手番を交代しながら、2本目の小樹木を置きます。
  8. 最後に、ゲームボードの太陽の記号が描かれたところに、太陽セグメントを置きます(6ヶ所それぞれの場所へ自由に太陽セグメントを移動できるように、ゲームボードの周囲に十分な空き場所があることを確認してください)。
    太陽の周回数を記憶しておくために、「1」、「2」、「3」の周回カウンターを数字順に積み重ねて、ゲームボードの周辺に置いてください(「4」のカウンターは上級ルールでのみ使いますので、箱に戻してください)。

ラウンドの進め方

フォトシンセシスではゲームボードの周りを太陽が3周する間に、自分の樹木を最大限に成長させることを目標としています。太陽が次の角に移動すると、次のラウンドに移ります。

それぞれのラウンドには、2つのフェイズがあります:

  1. 光合成フェイズ(光点を集めます)
  2. ライフサイクルフェイズ(光点を使って、アクションを行います)

1.光合成フェイズ

ラウンドの最初に、ファーストプレイヤートークンを持っているプレイヤーは、太陽セグメントを時計回りの方向で次の角に移動させます(最初のラウンドのみ移動しません)。

次に、移動した後の太陽の位置を基準にして、各プレイヤーは収集できる光点を数えます。
光点を収集するとき、いくつかのルールがあります。

  • プレイヤーは別の樹木の影に隠れていない、自分の樹木から光点を収集します。
    樹木は太陽からの光があたると、その背後に自分の樹木かどうかに関係なく影をおとします。
    影に隠れた樹木が影を落とす樹木より大きい場合は、影の影響を受けません。
  • 影の大きさは、樹木の大きさで決まります。
    • 小樹木はその背後に1マス分の影を落とす
    • 中樹木はその背後に2マス分の影を落とす
    • 大樹木はその背後に3マス分の影を落とす
    • 種は影を落とさない
  • 収集する光点は、樹木の大きさで決まります。
    • 小樹木は1光点を収集する
    • 中樹木は2光点を収集する
    • 大樹木は3光点を収集する
    • 種は光点を収集しない

プレイヤーは、プレイヤーボードの光点トラックにある光点トラッカーを動かして、収集した光点を加えます。
光点は、ラウンドをまたいで累積されます。

光点の収集
(C) 2017 Blue Orange

上図の赤い「×」マークのマスが、影に隠れているマスです。

上図の例では、橙色の樹木はどちらも影に隠れていないため、4光点を収集します。

青色の樹木は片方は影に隠れていないですが、もう片方は黄色の樹木の影に隠れています。しかし、影をおとしている黄色の樹木より青色の樹木の方が大きいため、影の影響は受けません。その結果、4光点を収集します。

緑色の樹木は片方は影に隠れていないですが、もう片方は橙色の樹木の影に隠れています。その結果、1光点を収集します。

黄色の樹木は影に隠れていないため、1光点を収集します。

2.ライフサイクルフェイズ

光点をすべて数え終えた後、ファーストプレイヤートークンの所有者から時計回りの順番でラウンドを続けます。
プレイヤーは、光点を消費して何回でもアクションを自由に行えます。ただし、プレイヤーは手番中に、ゲームボードの同じマスに対して2回以上のアクションを実行することはできません。

プレイヤーは、以下で説明するアクションを行うことができます。

買いつける

プレイヤーは自身のプレイヤーボードから、種またはいずれかの大きさの樹木を使えるようにするために、光点を消費することができます。

買いつける種または樹木の隣の数字は、光点の代価を表しています。

プレイヤーは、いずれかの列(種、小樹木、中樹木、大樹木の4列)の一番下側から買わなければなりません(最も少ない光点から最も高い光点へ)。

必要とする種または樹木を買いつけたら、光点トラックから消費した光点を差し引き、種または樹木をプレイヤーボードのそばに「利用できる種と樹木」として移動します。

種と樹木の買いつけ
(C) 2017 Blue Orange

上図の例では、プレイヤーは小樹木を買いつけようとしています。
小樹木はまだ一番下の小樹木があるので、代価「2」の小樹木を買いつけます。光点トラックを2点減らし、一番下の小樹木をプレイヤーボードから「利用できる種と樹木」としてボードの隣に移動します。

次に小樹木を買いつけるときは、一番下から2番目の代価「2」の小樹木を買うことになります。

種をまく

プレイヤーは種トークン1枚につき1光点を消費して、いずれかの自分の樹木の周囲に種をまくことができます。
起点となる樹木の大きさによって、まくことができる距離が決まります。

種をまくときは、以下のルールに従います。

種をまくときの光点と距離
(C) 2017 Blue Orange
  • 種をまくときは、自分の樹木のいずれか1つを起点としなければならない。
  • 起点とする樹木が
    • 小樹木の場合は、小樹木を中心として1マス以内のマスに種をまく
    • 中樹木の場合は、中樹木を中心として2マス以内のマスに種をまく
    • 大樹木の場合は、大樹木を中心として3マス以内のマスに種をまく
  • まくための種トークンが、「利用できる種と樹木」になければならない。
  • 種をまくアクションのために必要な1光点がない場合は、このアクションを行えない。
  • 1回のアクションでは1枚の種トークンのみ、まくことができる。
  • 種はまくことができる範囲内であれば、どの方向へでもまくことができる。
  • 同一ラウンド内で、同じ樹木から2回以上種をまくことはできない。
  • 同一ラウンド内で、既に成長させた樹木から種をまくことはできない。

樹木を成長させる

プレイヤーは既にゲームボードに配置している種または樹木を、次の大きさの樹木に成長させることができます。
樹木を成長させるときは、以下のルールに従います。

樹木の成長
(C) 2017 Blue Orange
  • 種または樹木を成長させる場合、
    • 種から小樹木への成長には、1光点が必要
    • 小樹木から中樹木への成長には、2光点が必要
    • 中樹木から大樹木への成長には、3光点が必要
  • 成長に必要な光点がない場合は、このアクションを行えない。
  • 1回のアクションではトークン1枚または樹木1つのみ、成長させることができる。
  • 成長した後の樹木が「利用できる種と樹木」になければならない。
  • 同一ラウンド内で、既に種をまいた樹木は成長させることができない。
  • 同一ラウンド内で、既に成長させた樹木は成長させることができない。
樹木の成長
(C) 2017 Blue Orange

樹木を成長させる場合、必要な光点を光点トラックから減らし、成長後の樹木を「利用できる種と樹木」から取り(プレイヤーボードから取らないこと)、成長させる樹木を取り除いて代わりにその樹木を置きます。

次に、取り除いた種または樹木は、プレイヤーボードに戻します(再び「利用できる種と樹木」に戻るわけではありません)。

取り除いた種と樹木は、プレイヤーボードの(対応する列の)空いている一番上のマスに戻されます。

例えば、小樹木を戻すときに小樹木の列の一番下と下から2番目が空いている場合は、一番下から2番目のマスに戻します。

もし、対応する列のマスが空いてない場合、その種または樹木はゲームから取り除かれて、箱に戻します。つまり、以降のゲームでは、数が少ない状態でゲームを続けることになります。

点数を得る

プレイヤーは自分の樹木のライフサイクルが終わるとき、点数トークンを得ることができます。

これは大樹木をさらに成長させることで、点数トークンを得ることができます。他の樹木を成長させても、次の大きさの樹木に変わるだけです。

大樹木をさらに成長させるためには、4光点が必要です。

それ以外は、「樹木を成長させる」アクションに従います。

点数マーカーを得る
(C) 2017 Blue Orange

樹木を成長させる」アクションに従った後、大樹木が置かれていた場所に応じた点数マーカー1枚を獲得します。

ゲームボードのマスには緑色の階調と葉の数で分かれており、大樹木が置かれていた場所と同じ模様の点数マーカーの山から、マーカーを1枚取り、手元に置きます。

このマーカーに書かれている数字が、点数となります。

もし、該当する点数マーカーがない場合は、それより葉の数が少ない点数マーカーの山からマーカーを獲得します。

ラウンドの終わり

すべてのプレイヤーが手番を行った後、ファーストプレイヤートークンを時計回りの順番で次のプレイヤーに手渡し、そして新しいラウンドの光合成フェイズから始めます。

太陽がゲームボードのまわりを1周した場合、太陽周回カウンターの山にある一番上のトークンを取り除き、箱に戻します。

ゲームの終わり

太陽がゲームボードのまわりを3周して、最後の太陽周回カウンターが取り除かれたとき、ゲームは終わります。

各プレイヤーは、獲得した点数トークンの点数を合計します。

そして、使わずに残っている光点3点ごとに点数1点を加えます。

最も点数が多いプレイヤーが、ゲームに勝利します。

引き分けの場合は、ゲームボードに最も多くの種と樹木を置いているプレイヤーが勝利者となります。

さらにまだ引き分けの場合は、引き分けのすべてのプレイヤーが勝利者となります。